灯油18L、補助が切れたら3,456円になる計算
※本サイトの記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
灯油の店頭価格は、2026年9月28日時点の全国平均で1リットル141.0円です。18リットル(ポリタンク1缶)にすると2,538円になります。この価格は、国が1リットルあたり50円ほどの補助を入れた後の数字です。
資源エネルギー庁の公表資料では、補助がなかった場合の灯油価格は1リットル192.0円です。18リットルなら3,456円で、今より918円高くなります。補助の終了時期は、10月3日時点で公式サイトに示されていません。
補助なしの灯油は1缶918円高い
灯油1缶の価格は、補助があるかないかで918円変わります。資源エネルギー庁の燃料油価格の資料(9月30日更新)から計算すると、次のとおりです。
| 区分 | 1リットル | 18リットル |
|---|---|---|
| 今の店頭価格(9月28日・全国平均) | 141.0円 | 2,538円 |
| 補助なしの想定価格 | 192.0円 | 3,456円 |
| 差 | 51.0円 | 918円 |
補助なしの想定価格は、資源エネルギー庁が毎週示している数字です。実際の店頭価格とは別に、補助を引かなければこの水準だったという試算値として公表されています。
10月1日から10月7日までの補助額は、ガソリン・軽油・灯油・重油とも1リットル50.7円です。補助額は毎週見直されます。原油の値動きによって、翌週には上にも下にも動きます。
(数字は「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」公式サイトで確認。最終確認日:2026-10-03)
補助は店で引かれるわけではない
灯油の補助は、買う人が申請するものではありません。国が石油元売り会社などに補助金を出し、卸価格を下げる仕組みです。店頭で「補助で51円引き」と表示されるわけではなく、値札そのものが下がった状態で売られています。
このため、補助が終わると値札がそのまま上がります。値札の141円は、本来の値段ではなく補助で押さえた値段です。
今の灯油代は3つの数字で決まる
1缶の値段は、全国平均・地域・買い方の3つで変わります。同じ18リットルでも、住む県と買い方で500円以上の差があります。
全国平均は春の高値から下がって横ばい
全国平均の店頭価格は、2026年3月の高値から下がり、夏以降は1リットル140円前後で落ち着いています。灯油価格をまとめたサイト「oil-stat」によると、3月16日の店頭価格は18リットル2,774円でした。9月28日の2,538円は、そこから236円下がった水準です。
ただし、下がったのは補助が増えたためです。資源エネルギー庁のグラフでは、補助なしの想定価格は8月以降に上がり、9月28日の192.0円は3月以降でもっとも高い水準です。店頭の値札が落ち着いて見えるのは、補助がその分ふくらんでいるからです。
県によって1缶500円以上違う
9月28日調査の18リットル価格では、もっとも高い沖縄県が2,940円、もっとも安い徳島県が2,417円でした(LIMOの集計による)。差は523円です。灯油をたくさん使う北海道・東北の価格は、自分の県の数字で確認するのが確実です。
配達は店頭より1缶183円高い
同じ調査で、配達価格の全国平均は18リットル2,721円でした。店頭の2,538円より183円高くなります。
宮城県では、みやぎ生協がこの冬の配達灯油の暫定価格を18リットル2,646円と発表しました。前のシーズンより396円高く、khb東日本放送の報道では2年連続の過去最高値です。
灯油 | 買い方の違い
灯油18Lの買い方と価格の目安
価格は2026年9月下旬の公表値です
| 18Lの価格 | 運ぶ手間 | 向く家 | |
|---|---|---|---|
| 店頭で買う 全国平均 | ○ 2,538円 | △ 自分で運ぶ | ○ 車で運べる家 |
| 販売店の配達 全国平均 | △ 2,721円 | ○ 家まで届く | ○ 運ぶのが難しい家 |
| 生協の配達 みやぎ生協の例 | △ 宮城で2,646円 | ○ 家まで届く | △ 組合員の家 |
- ※店頭・配達は資源エネルギー庁の9月28日調査(LIMO集計)、生協はみやぎ生協の冬の暫定価格です
- ※地域や販売店で価格は変わります
資産化計画
冬の灯油代、補助ありと補助なしで比べる
月4缶を使う家なら、補助の有無で1か月あたり3,672円変わります。ここからは、灯油の使い方を仮に決めて計算します。
例として、11月から3月までの5か月、毎月18リットルを4缶使う家を考えます(架空の条件です)。 月4缶はLIMOの記事でも目安に使われている量です。
| 区分 | 1缶 | 1か月(4缶) | 5か月(20缶) |
|---|---|---|---|
| 今の店頭価格のまま | 2,538円 | 10,152円 | 50,760円 |
| 補助なしの想定価格 | 3,456円 | 13,824円 | 69,120円 |
| 差 | 918円 | 3,672円 | 18,360円 |
5か月で差は18,360円です。実際には、補助額も原油価格も毎週動きます。表の数字は、9月28日の価格がひと冬続いたと仮定した目安です。
配達で買う家は、店頭よりさらに1缶183円高くなります。4缶なら1か月732円、5か月で3,660円です。
補助が続くかどうかで、冬の灯油代は3割以上変わります。
補助はいつまで続くのか
補助の終了日は、10月3日時点で決まっていません。2026年3月19日に始まった「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」の公式サイトには、10月の支給単価は載っていますが、終わる日は書かれていません。
この措置は、ガソリンの全国平均を1リットル170円程度に抑える目的で始まりました。灯油にもガソリンと同じ額の補助が出ています。仕組み上、原油価格が下がればガソリンが170円を下回り、補助額は小さくなります。
つまり、補助が縮む道は2つあります。
- 原油価格が下がり、補助額が自然に小さくなる
- 国が措置の終了や縮小を決める
前者なら店頭の値段はあまり変わりません。後者なら、店頭の値段が補助額の分だけ上がります。気をつけたいのは、原油が高いまま補助だけが縮む場合です。
今月できる灯油代の備え
10月のうちにできることは4つあります。どれも申し込みや契約の変更は不要です。
自分の県の価格を週1回見る
全国平均ではなく、自分の県の価格を見ます。資源エネルギー庁の石油製品価格調査は毎週公表され、県別の数字も出ます。宮城県のように、県のサイトで県内価格をまとめている自治体もあります。
近所のガソリンスタンドの店頭価格と比べると、高い店で買っていないかがわかります。
配達と店頭の差額を家の事情で比べる
1缶183円の差は、4缶で月732円です。重いポリタンクを運ぶ手間や、車を出すガソリン代と比べて決めます。高齢の親の家や、車のない家なら配達の価値があります。
自治体の灯油購入費の助成を確認する
北海道・東北などの一部の市町村は、冬に灯油代の助成をしています。例として稚内市は、令和7年度に「福祉灯油支給事業」を実施しました。対象は高齢者世帯や低所得世帯などに限られることが多く、申請が必要です。
2026年度の冬の実施は、各市町村の発表を待つ必要があります。11月から12月にかけて、住んでいる市町村のサイトを確認します。
電気の暖房と使い分けるなら電気料金も見直す
灯油ストーブとエアコンを併用する家は、電気代も冬の負担に入ります。電気・ガスの国の補助は9月使用分で終わりました。灯油を減らしてエアコンに寄せると、その分は電気代に移ります。
電気の契約を見直すなら、今の電力会社と他社の料金を比べるのが先です。
よくある質問
Q. 灯油は今のうちに買いだめしたほうが得ですか
補助が急に終わる発表が出れば、その前に買った分は得になります。ただし、補助の終了日は決まっていません。置き場所と予算の範囲で、ひと冬で使い切れる量にとどめます。
Q. 補助を受けるのに申請は必要ですか
不要です。国は石油元売り会社などに補助金を出しており、消費者は値下がりした値段で買うだけです。自治体の灯油購入費の助成(福祉灯油など)は国の補助とは別の制度で、こちらは申請が必要です。
Q. 配達灯油の価格はいつ決まりますか
販売店や生協ごとに決め方が違います。みやぎ生協は、冬のシーズンの初めに暫定価格を発表しています。月ごとや週ごとに価格を見直す販売店もあるため、契約している店に改定のタイミングを聞いておくと請求額が読めます。
あわせて読みたい
参考情報
- 中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置(経済産業省 資源エネルギー庁)
- 灯油価格 9月28日時点の18リットルは全国平均「2538円」(LIMO)
- 18リットル2646円 冬の灯油価格が過去最高値に みやぎ生協(khb東日本放送/Yahoo!ニュース)
- 灯油(店頭販売)価格(全国平均)(oil-stat)
※価格・補助額は2026年10月3日時点で確認した公表値です。最新の情報は資源エネルギー庁の公式サイトでご確認ください。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。