JCBリボが年18%に、9月までの利用分は旧料率
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JCBリボが年18%に、9月までの利用分は旧料率

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JCBカードのリボ払いの手数料率が、2026年10月1日の利用分から順次、実質年率18.00%に上がりました。分割払いとスキップ払いも同じ18.00%です。ポイント目当てで「スマリボ」に登録している人も、15.00%から18.00%になります。

結論を先に書くと、9月30日までに使った分は改定前の料率のままで、上がるのは10月以降の利用分です。30万円を毎月1万円ずつ返す場合、手数料の合計は概算で約5.8万円から約7万円へ、約1.2万円増えます。

ここでは架空のモデルケースを1人置き、その人が10月の明細を前に何を確かめ、どう動くかを順に追います。

(料率と手続きはJCB公式サイトの案内で確認。最終確認日:2026-10-14)

モデルケース スマリボ歴3年の33歳

例として、次のような人を考えます。実在の人物ではなく、説明のための架空の設定です。

  • 33歳の会社員、手取り月収26万円
  • JCBカードを1枚使い、入会時にスマリボへ登録した
  • 毎月の支払いは「残高に応じて自動で決まる額」に任せている
  • 9月末時点のリボ残高は30万円

スマリボは、ショッピングの支払いが自動でリボ払いになる登録型のサービスです。登録すると、毎月の支払い額は残高に応じた金額になります。この人は「毎月の引き落としが一定なら困らない」と考え、残高をあまり見ていませんでした。

リボの怖さは、引き落とし額が変わらないまま残高だけが積み上がる点にあります。

何がいつから変わったか

JCBは2025年10月6日に、手数料率改定のお知らせを出しています。改定前と改定後の実質年率は次のとおりです。

支払い方法改定前(9月30日利用分まで)改定後(10月1日利用分から)
ショッピングリボ払い8.04〜15.00%18.00%
登録型リボ払い(スマリボ)8.50〜15.00%18.00%
分割払い7.92〜15.00%18.00%
スキップ払い7.92〜15.00%18.00%
出典:JCB「ショッピングスキップ・分割・リボ払いの手数料率改定のご案内」の改定手数料率一覧。カードの種類により改定前の料率は異なります。

この表で押さえる点は3つあります。

  • すでに18.00%のカードは対象外:もともと上限の料率だったカードは変わりません
  • 例外のカードがある:スマリボの改定前料率について、Yahoo! JAPAN JCBカードは18.00%、足利銀行発行のJCBカードは8.50〜15.00%と別の記載があります
  • 適用は「順次」:JCBは改定日を「2026年10月1日を目途」とし、それより後の日になる可能性もあると書いています。詳しい日付はJCBのお知らせページで公表するとしています

自分のカードの料率は、カードご利用代金明細書かMyJCB(JCBの会員向けサイト)で確かめられます。

9月までの残高はどうなるか

モデルケースの人が最初に気にしたのは、「すでにある30万円にも18%がかかるのか」でした。

JCBのお知らせには「2026年9月30日(水)までの利用分は、改定前の手数料率となります」とあります。新しい料率は「改定日以降の新規ご利用分から順次適用」です。つまり、9月末の残高30万円は改定前の料率のままです。

ただし、10月以降もスマリボのまま買い物を続けると、新しい利用分は18.00%で残高に加わります。古い残高は旧料率、新しい残高は新料率という2本立てになり、時間がたつほど新料率の部分が増えていきます。

旧料率の残高がどの順番で返済されるかは、公式の案内では確認できませんでした。気になる人は、MyJCBの明細で料率ごとの内訳を見てください。

手数料はいくら増えるか

この人が10月以降に、新しく30万円分をリボで使った場合を計算します。

クレジットカードの明細を見て手数料が増えたことに気づく場面

条件は次のとおりです。

  • 毎月の元金の返済は1万円(手数料は別に上乗せ)
  • 30か月で返し終わる
  • 手数料は月割り(年率÷12)の概算

JCBの実際の計算は、締切日(毎月15日)時点の残高に料率をかけ、日割りで出す方式です。月によって数十円ずれますが、全体の差をつかむには月割りで十分です。

料率1か月目の手数料30か月の手数料合計
15.00%約3,750円約58,100円
18.00%約4,500円約69,800円
差約750円約11,600円
計算式:手数料合計=(年率÷12)×(30万円+29万円+…+1万円)。残高の合計は465万円。

1か月目だけを見ると750円の差です。月の引き落としが750円増えても、生活が急に苦しくなる額ではありません。

しかし30か月の合計では、約1.2万円の差になります。そもそも15.00%の時点で、30万円の買い物に約5.8万円の手数料を払っていました。料率が上がったことより、30万円の買い物が約37万円になっている事実のほうが重いのです。

一括払いとの差

同じ30万円を一括払い(翌月1回払い)にしていれば、JCBの手数料はかかりません。リボ払いの約7万円は、支払いを先に延ばすための費用です。

4つの選択肢と、選んだ道

モデルケースの人が考えた選択肢は4つでした。

  1. 何もしない:旧料率の残高はそのまま。10月以降の利用分は18.00%で積み上がる
  2. スマリボを解除する:これからの買い物を一括払いに戻す。今ある残高はリボのまま返していく
  3. まとめ払い(増額返済)で残高を減らす:ボーナスなどで残高の一部か全額を早く返す
  4. 2と3の両方:新しいリボを止めつつ、残高も前倒しで減らす

この人は4を選びました。冬のボーナスが入る月にまとめ払いで残高を減らし、同時にスマリボを解除する計画です。

スマリボを解除する方法

JCBの支払い方法変更の案内では、電話(JCBショッピングお支払い方法変更テレホンサービス)の自動音声で、メニュー番号「4」からスマリボを解除できます。手続きには暗証番号が要ります。MyJCBでの解除手順は、公式の案内で確認してください。

スマリボの入会キャンペーンを受け取る途中の人は、注意してください。JCBのキャンペーン規約には、キャッシュバックまでにスマリボを解除した場合は対象外とする記載があります。解除する前に、自分が参加しているキャンペーンの条件を見ておくと損をしません。

まとめ払いの3つの方法

JCBの「まとめ払い」は、ショッピングリボ払いの残高を前倒しで返す仕組みです。方法は3つあります。

  • MyJCBで指定する:毎月10日の口座振替の日に、増額した金額が引き落とされる
  • 電話で指定する:自動音声のテレホンサービスで申し込む。締切日は支払い月と口座によって違う
  • ATMで入金する:振替日の前に入金する。毎月21日以降は次回支払い分の元金をATMで払えない

ATMを使うと、1回1万円以下なら110円、1万円を超えると220円(いずれも税込)のATM利用手数料がかかります。手数料をかけたくない人は、MyJCBか電話で口座振替の増額にするほうが向いています。

今日やること

このモデルケースから、リボを使っている人が今日できることは次の3つです。

リボ払いの残高を見直して返し方を決める場面
  1. MyJCBで今のリボ残高と料率を見る:自分のカードが改定の対象か、残高がいくらかを数字で確かめる
  2. スマリボを続けるか決める:続けるなら、10月以降の利用分は18.00%と知った上で使う
  3. ボーナス月にまとめ払いを入れる:12月の振替日に増額できるよう、締切日を先に確認する

リボ残高を毎月見える場所に置く

リボの問題は、引き落とし額が一定なので残高の増え方に気づきにくいことです。モデルケースの人も、9月末に30万円あると知ったのは明細を開いた日でした。

カードの利用と口座残高を家計簿アプリにつなぐと、使った額と引き落とし額のずれを毎月1つの画面で見られます。

10月はほかのカードでも、ポイントの改定が続いています。リボの料率と一緒に、使っているカード全体を見直すきっかけにしてください。

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参考情報

※手数料の計算は月割りの概算です。実際の手数料は日割りで計算され、カードの種類や支払いコースによって異なります。正確な金額はMyJCBやカードご利用代金明細書でご確認ください。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。