マネーフォワードMEの4件上限、5件目で起きること
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無料のマネーフォワード MEで自動連携できるのは、銀行やカードを合わせて4件までです。5件目を連携すると、残す4件を選ぶ画面になります。選ばなかった口座は消えずに残りますが、明細は表示されなくなります。
困るのは、ここで「いらない口座は削除すればいい」と判断したときです。削除すると過去の入出金履歴まで消え、元に戻せません。この記事では、4件上限でよく起きる3つの誤解を、マネーフォワード公式ヘルプの記載をもとに正します。
(以下の仕様・料金は、2026年10月25日に公式サポートサイトで確認した内容です)
誤解1 4件は口座の数で数える
4件の上限は、口座の数ではなく「金融関連サービス」の数で数えます。公式ヘルプによると、自動で取得するものはすべて対象です。銀行・クレジットカード・電子マネー・証券・暗号資産・ポイント・通販が含まれます。手入力の口座は件数に入りません。
数え方には次のような決まりがあります。
- クレジットカードを連携して、付いているポイントも自動で連携された場合は、カードの1件
- 1つの銀行で普通口座と定期口座が出てきても、その銀行の1件
- 通販サイトを連携して、ポイントやギフト残高が一緒に出てきても、通販の1件
- 一部の銀行は追加の連携が必要で、2件と数える
アプリの口座一覧に並ぶ数と、上限の件数は一致しないことがあります。 カードとポイントが別々の行で表示されるためです。
正確な件数は、ホーム画面右上のベルのアイコンから「重要なお知らせ」を開くと書かれています。Web版の「登録済み金融機関」の「金融機関」欄を数えても、お知らせの件数と一致すると公式ヘルプは案内しています。
架空の例で数えてみる
例として、30代の会社員Aさんが次の6つを連携しているとします(架空の例です)。
| 連携しているもの | 一覧での見え方 | 件数 |
|---|---|---|
| 給与が入る銀行 | 普通預金と定期預金の2行 | 1件 |
| メインのクレジットカード | カードとポイントの2行 | 1件 |
| サブのクレジットカード | カードの1行 | 1件 |
| 証券口座 | 1行 | 1件 |
| 交通系の電子マネー | 1行 | 1件 |
| 通販サイト | 購入履歴とポイントの2行 | 1件 |
一覧には9行並んでいても、件数は6件です。Aさんが無料のまま使うなら、6件のうち4件を選ぶことになります。
誤解2 選ばなかった口座は消えた
4件を選んだあと、外した口座は削除されていません。「連携数の上限を超えた口座」という置き場に移るだけです。ただし、明細は表示されなくなります。
置き場の口座は、アプリなら次の手順で確認できます。
- iPhone:「口座」→一覧の一番下の「口座の表示設定」→「連携口座一覧」
- Android:「口座」→右上の歯車→「連携口座一覧」
- Web版:「口座」→画面下の「連携済み口座一覧」
外した口座の明細をもう一度見る方法は、公式ヘルプでは2つだけです。 選んでいる口座を3件以下に減らすか、有料のプレミアムサービスに登録するかです。
3件以下にしたあとは、上の画面で口座の右側の「…」(Androidは「︙」)を押し、「選択中の口座に追加」を選びます。Web版は「選択中の口座へ追加」をクリックします。
5件目が追加できないときの原因
公式ヘルプには「上限に達していないのに口座が追加できない」という質問への回答があります。原因として挙げられているのは、置き場に残っている口座です。
まったく新しい口座を足すときは、置き場の口座も含めて3件以下にする必要があります。足したい口座がすでに置き場にあるなら、新しく連携し直さず、置き場から「選択中の口座に追加」で戻せます。
振替の設定がずれる点
置き場に移った口座と、残した口座の間で「振替」にしていた明細は扱いが変わります。たとえば「銀行からカードの引き落とし」を振替にしていた場合です。公式ヘルプでは、こうした明細は支出か収入として計算されると書かれています。
家計簿の支出が急に増えて見えたら、この振替の明細を疑ってください。該当する明細の「計算対象」のチェックを見直すと、二重に数えるのを防げます。
誤解3 いらない口座は削除すればいい
削除はいちばん最後の手段です。公式ヘルプによると、口座を削除すると次の情報が消え、復旧できません。
- 残高
- 過去の入出金履歴(財布口座以外)
- 資産の推移グラフ
- ほかの口座の明細との振替の設定
- マネーフォワード クラウドに共有しているデータ
同じアカウントでマネーフォワード クラウドを使っている人は、MEで削除するとクラウド側からも消えます。 確定申告のためにクラウドへ共有していた明細も、一緒に消えることになります。
財布と振替にしていた銀行や電子マネーを削除した場合も、気をつける点があります。振替が外れるため、過去の家計簿と財布の残高が変わります。
解約した口座は削除より非表示
すでに解約した口座を一覧から消したいだけなら、公式ヘルプは削除ではなく「非表示」を案内しています。非表示はアプリだけで設定でき、履歴は残ります。
連携エラーが出ている口座は、そのままでは非表示にできません。先に口座の設定から「データの更新を停止」を選ぶと、残高を0円にして履歴を残したまま管理できます。
非表示や更新停止をすると、4件の上限の数え方が変わるかどうかは、公式ヘルプに書かれていません(未確認)。枠を空ける目的で使う前に、ベルのアイコンのお知らせで件数を確かめてください。
5件以上を使い続けるなら料金を比べる
無料のまま4件に絞るか、プレミアムサービスに入るかは、連携したいサービスの数で決まります。プレミアムサービスなら連携数に上限はありません。料金は申し込む場所で変わります(税込・2025年8月5日改定後の料金)。
| コース | Webでクレジットカード払い | iPhone・Androidのアプリ払い |
|---|---|---|
| スタンダード 月額 | 540円 | 590円 |
| スタンダード 年額 | 5,940円 | 6,490円 |
| 資産形成アドバンス 月額 | 980円 | 980円 |
| 資産形成アドバンス 年額 | 10,700円 | 10,700円 |
スタンダードを年額で払うなら、Webのクレジットカード払いはアプリ払いより550円安くなります。月額540円を12か月続けると6,480円なので、1年使うつもりなら年額のほうが540円安い計算です。
プレミアムサービスをやめるときの注意もあります。5件以上を連携したまま無料に戻ると、表示できる口座は4件まで、過去の情報は1年前までになります。やめる前に、残す4件を決めておくと慌てずに済みます。
4件に絞るときの残し方
無料で続けるなら、毎月お金が動く口座から残すのが1つの考え方です。家計簿で知りたいのは毎月の支出だからです。上のAさんの例なら、次の4件が候補です。
- 給与が入る銀行(収入と引き落としの元)
- メインのクレジットカード(支出の大部分)
- 交通系の電子マネー(細かい支出)
- 証券口座か、サブのカードのどちらか
証券口座で見たいのが残高だけなら、手入力の口座に月1回書き込む方法もあります。手入力の口座は4件に数えません。
大事なのは、置き場に移した口座を削除しないことです。 あとで有料にしたときや、入れ替えたいときに、そのまま戻せるからです。
今日やること
- ベルのアイコンから「重要なお知らせ」を開き、今の連携数を確かめる
- 「連携口座一覧」で、置き場に移った口座がないか見る
- 支出が増えて見える月は、振替だった明細の計算対象を見直す
- 解約した口座は削除せず、非表示か「データの更新を停止」にする
- 有料にするなら、Webのクレジットカード払いの年額を選ぶ
あわせて読みたい
参考情報
いずれも2026年10月25日に本文を確認しました。
- マネーフォワード ME 無料会員における金融関連サービス連携上限数の変更のお知らせ(マネーフォワード MEサポートサイト)
- 金融関連サービス連携数はどのように数えられていますか(同)
- 連携数の上限を超えた口座の明細を表示したい(同)
- 連携数の上限を超えた口座を確認したい(同)
- 金融関連サービスの上限に達していないのに口座が追加できない(同)
- 連携数の上限を超えた口座と振替にしていた明細はどうなりますか(同)
- 連携数の上限を超えた口座を削除したい(同)
- 口座を削除する方法(同)
- 口座を非表示にする方法(同)
- データの更新を停止する方法(同)
- プレミアムサービスの料金について教えてください(同)
- プレミアムサービス スタンダードコースの料金改定に関するお知らせ(同)
- プレミアムサービスを解約したら口座が消えた(同)
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。