投資・NISA

新NISAの今年の枠、12月何日の注文まで使える?

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2026年分のNISA枠で買えるのは、受渡日が年内に来る注文だけです。国内株やETFなら、12月28日(月)の約定が最後になります。投資信託は銘柄ごとに受渡までの日数が違うため、締切は12月18日〜25日ごろに分かれます。

**12月30日に注文しても、その買付は2027年の枠から引かれます。**2026年に使わなかった枠は翌年に繰り越せません。年内に枠を使いたい人は、12月に入る前に自分の銘柄の受渡日数を調べておく必要があります。

この記事では、10月から年明けまでにやることを時期の順に並べます。日付は2026-10-21時点で、日本取引所グループの休業日と証券会社の公式案内をもとに数えた目安です。

年の区切りは受渡日で決まる

NISA口座での買付がどの年の枠を使うかは、注文した日でも約定した日でもなく、受渡日で決まります。楽天証券の年末の案内には「原則として年内に受渡日が到来する取引が対象」と書かれています。

受渡日とは、代金を払って株や投資信託が自分のものになる日です。約定(売買が成立した日)から数日遅れてやってきます。

  • 国内株式・ETF・REIT:取引日を1日目として3営業日目(日本取引所グループの説明)
  • 投資信託:銘柄ごとに違う。4営業日目の銘柄もあれば、9営業日目の銘柄もある
  • 米国株:現地の取引日と休場日が絡むため、国内株より締切が早い

**「12月中に注文したから今年の枠」という思い込みが、年末の買付でいちばん多い勘違いです。**受渡日が1月にずれ込むと、その金額は2027年の枠に数えられます。

2026年の暦で数えた締切の目安

2026年は12月31日(木)と1月1日〜3日が市場の休業日です(日本取引所グループの休業日カレンダー)。12月の国内の営業日は、21日の週と28日〜30日の8日間が最後になります。

国内の営業日だけで数えると、締切の目安は次のとおりです。投資信託の行は、楽天証券が2025年の年末に出した表と同じ数え方(注文日を1日目と数える)を2026年の暦に当てはめたものです。

買うもの受渡日2026年分の最終注文日(目安)
国内株式・ETF・REIT3営業日目12月28日(月)
投資信託4営業日目12月25日(金)
投資信託5営業日目12月24日(木)
投資信託6営業日目12月23日(水)
投資信託7営業日目12月22日(火)
投資信託8営業日目12月21日(月)
投資信託9営業日目12月18日(金)

国内株の12月28日は、2026年9月に公表された証券会社の年末案内とも一致しています。12月29日に約定した株は受渡日が2027年1月4日になり、2027年分の扱いです。

投資信託の日付は、あくまで国内の営業日だけで数えた目安です。海外の株や債券に投資するファンドは、海外市場の休日が「申込不可日」になり、その日は注文できません。楽天証券の2025年の案内では、最終取引日が申込不可日に当たる場合、その直前の営業日が最終取引日になるとされていました。

**海外資産のファンドは、表の日付より1〜2日早く締め切られる前提で動くほうが安全です。**各社の締切時刻(2025年の楽天証券は15時30分)を過ぎた注文は、翌営業日の受付になります。

10月から11月にやること

10月中にやるのは、自分が買う予定の銘柄の受渡日数を確かめることです。楽天証券の案内では、投資信託の受渡日は各ファンドの「詳細・目論見書」で確認するよう書かれています。

確かめる順番は次のとおりです。

  1. 年内に買う予定の銘柄と金額を書き出す
  2. 証券会社の銘柄ページで、投資信託なら「受渡日」の欄か目論見書を開く
  3. 上の表で、その銘柄の最終注文日の目安を拾う
  4. 海外資産のファンドなら、目安から1〜2営業日引いた日をメモする

2026年分の正式な締切は、例年11月ごろに各社から出ます。楽天証券の2025年分の案内は、2025年11月4日に公開されていました。11月に入ったら、自分の証券会社の「年末年始のお取引」のページで日付を照らし合わせます。

例として、次の会社員Bさん(架空)を考えます。

  • 成長投資枠(年240万円)のうち、2026年は160万円を使った
  • 残り80万円を、12月のボーナスで海外株式の投資信託に回したい
  • 買いたいファンドの受渡日は、目論見書で「7営業日目」と確認した(仮定)

Bさんの目安は12月22日(火)です。ファンドが海外資産のため、余裕を見て12月18日(金)までに注文すると決めておきます。ボーナスの入金日がそれより遅いなら、80万円のうち年内に入れられる分だけを決めます。

なお、年内に枠を使い切る義務はありません。家計に余裕のない現金を、締切に合わせて無理に回す必要はないと判断します。積立額の試算は新NISA積立シミュレーターで確かめられます。

12月18日から28日の注文の順番

12月に入ったら、受渡日数の長い銘柄から順に注文します。最後に締め切られるのは国内株とETFなので、そちらは28日まで待てます。

時期やること
12月18日(金)まで受渡9営業日目の投資信託、海外資産で申込不可日がありそうなファンド
12月21日〜25日受渡4〜8営業日目の投資信託を、表の日付の早い順に
12月28日(月)まで国内株・ETF・REIT(指値が約定しない日に備え、前日までの発注が安全)

指値注文は、28日に値段が合わずに約定しないと、それだけで2026年分に入りません。**締切の日に「注文を出した」ことと「約定した」ことは別です。**国内株は28日の取引で約定している必要があります。夜間取引やPTSは締切の時刻が別なので、使う人は各社の案内で確かめます。

すでに積立を設定している人は、12月の積立日も確かめます。2025年の楽天証券の案内では、積立日が祝日やファンドの休業日に当たると翌営業日に買付されると書かれていました。年末近くの積立日は、受渡が年をまたぐかを各社の年末案内で照らし合わせます。

12月29日以降に買った分の扱い

12月29日と30日に約定した国内株は、受渡日が2027年1月4日になります。投資信託も、表の締切を過ぎた注文は受渡日が1月になります。

年をまたいだ買付は、取り消されるわけではありません。2027年の年間枠(つみたて120万円・成長240万円)から引かれます。2027年に成長投資枠を上限まで使う予定の人は、12月29日の買付分だけ、2027年に買える額が減ります。

一方、2026年に使わなかった枠は消えます。金融庁によると、生涯の上限は1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)です。生涯の上限が減るわけではありませんが、今年の年間枠の残りを来年に足すことはできません。

NISAで売った枠が戻るのも翌年以降で、戻るのは買ったときの金額(簿価)分です。詳しくはNISAで売った枠、戻るのは翌年の総枠だけで整理しています。

年明けに確かめること

1月に入ったら、証券会社のNISA口座の画面で「2026年の利用額」と「2027年の利用額」を見比べます。12月末に買った分が2027年側に入っていないかを、ここで確かめられます。

2027年の枠を年初から使う予定なら、12月の末に買った分を差し引いた残りで計画を立て直します。

まだNISA口座を持っていない人は、ここまでの締切とは別に、口座開設の手続きにも日数がかかります。2027年の枠で始めたい人は、開設までの日数を証券会社の案内で先に確かめておきます。

SBI証券でもNISA口座を開けます。どちらの証券会社でも、年の区切りが受渡日で決まる仕組みは同じです。

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参考情報

最終確認日:2026-10-21

2026年分の各社の正式な締切は、11月ごろの公表後に必ず自分の証券会社の案内で確かめてください。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。