実家の不用品、宅配買取とフリマどっちが得?
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お盆に実家へ帰ると、押し入れや自分の部屋に、昔の本・ゲーム・使わなくなった家電が眠っていることがあります。「せっかくだから売ってお小遣いにしたい。でも、宅配買取に箱ごと送るのと、メルカリで1点ずつ売るのと、結局どっちが得なんだろう?」——ここで手が止まってしまう人は少なくありません。
この記事では、**架空のモデルケースとして「30代の会社員Aさん」**を置き、Aさんが帰省中に見つけた不用品を売るところまでを一緒に追いかけます。数字はすべて2026年8月時点で確認できる公表情報とその計算例です(最終確認日:2026-08-08)。
モデルケース:Aさんが実家で見つけたもの
Aさんが自室の押し入れから発掘したのは、次の3種類でした。
- 単行本・文庫あわせて約50冊(人気作もあるが、大半は数年前のもの)
- 遊ばなくなったゲームソフト5本(うち2本は今も需要がありそう)
- 目立った傷のない小型の生活家電1台
滞在は3泊。帰省の荷物もあるので、「片づけにかけられる時間」と「持ち帰れる量」には限りがあります。この**「時間と手間の制約」こそ、宅配買取とフリマを分ける最大のポイント**です。
まず知っておく:2つの売り方の「お金の構造」が違う
同じ「売る」でも、手元に残るお金の計算式はまったく違います。
メルカリなどのフリマは、売れた金額から次が引かれます。
- 販売手数料:売れた金額の10%
- 送料:出品者負担にするのが一般的(サイズにより数百円〜)
- 売上金の振込手数料:200円(ポイントで受け取れば実質かかりません/月間の売上が一定額に達すると無料になる条件もあります。詳細は公式でご確認ください)
一般に、フリマで手元に残るのは売れた金額のおおむね8〜9割と言われます。自分で価格を決められる代わりに、出品・撮影・梱包・発送・購入者とのやり取りという手間が1点ごとにかかります。
宅配買取は構造がシンプルです。
- 売る側の手数料は基本的に0円(送料・査定料が無料の業者が多い)
- 段ボールに詰めて集荷に出し、査定額に納得すれば入金される
その代わり、1点あたりの買取単価はフリマの相場より低くなりがちです。業者は在庫リスクや再販の手間を負うぶん、安く仕入れる必要があるからです。「手間をお金で買う」のが宅配買取、「手間をかけて高く売る」のがフリマ、と考えると整理しやすくなります。
不用品の売り方 | 帰省中の片づけ
宅配買取とフリマ、何が違う?
Aさんの3泊の帰省という条件で比べています
| 手数料・送料 | 1点の単価 | 手間・スピード | |
|---|---|---|---|
| 宅配買取(まとめて) 箱に詰めて送るだけ | ○ 手数料0円が多い | × 相場より安め | ○ 一括で早い |
| フリマ(1点ずつ) 自分で出品・発送 | △ 10%+送料が引かれる | ○ 自分で高く設定できる | × 売れるまで時間と手間 |
- ※フリマの手取りは一般に売価の8〜9割。単価と手間はどちらも一長一短で、扱う「モノ」で答えが変わります
資産化計画
Aさんの3つのモノを、それぞれ振り分けてみる
大事なのは「全部を同じ方法で売らない」ことです。Aさんのケースを1つずつ見ていきます。
本50冊は、宅配買取が現実的。仮にフリマで1冊平均300円で売れても、手数料10%と1点ごとの送料・梱包を差し引くと、手元に残るのはわずかです。それを50回くり返す手間は、帰省の3日間ではまず終わりません。「点数が多くて1点の単価が低いもの」は、まとめて箱で送れる宅配買取が向いています。たとえ1冊あたりの査定が数十円でも、50冊まとめれば実際に片づき、現金化までが早いのが利点です。
ゲームソフト5本は、需要のある2本だけフリマ、残り3本は買取へ。人気タイトルはフリマ相場と買取価格の差が大きく開くことがあり、その2本は自分で出品したほうが手取りが伸びる可能性があります。一方、値のつきにくい3本を1点ずつ売る手間は割に合いません。「単価が高く需要も読めるもの」だけをフリマに回すのが、時間対効果のよい線引きです。
小型家電1台は、動作品ならフリマも一案。ただし梱包が大きく送料が高くつくため、査定額と送料を見比べて決めます。持ち帰ってから落ち着いて出品できるなら、家電はフリマ向きになることもあります。
本や大量のソフト・DVDをまとめて片づけたいときは、送料・査定料が無料の宅配買取が手軽です。とにかく点数を減らして現金化を急ぎたい人は、こちらから始めると失敗が少なくなります。
損益分岐は「時給」で考えると迷わない
宅配買取とフリマの得・損は、金額だけで比べると答えが出ません。「その作業に自分が何時間使い、いくら増えたか」=時間あたりの実入りで見ると、判断がぐっと楽になります。
たとえばフリマで1点を売るのに、撮影・出品・梱包・発送で合計20分かかり、手取りが差し引き200円だったとします。単純計算で時給600円です。同じ20分を、単価の高い1点に集中させれば、時給は跳ね上がります。「安いモノを何十回も売る20分」より「高いモノを1点丁寧に売る20分」のほうが報われる——これが振り分けの背骨です。
売る前に「これはいくらで売れて、手数料・送料を引いていくら残るのか」をざっくり出しておくと、フリマに回す価値があるかを冷静に判断できます。1点ごとの手取りを試算したいときは、自社のせどり・物販の利益計算ツールで、売値・手数料・送料を入れて手元に残る額を確かめてみてください。「売れた額」ではなく「残った額」で判断するのが、遠回りに見えていちばんの近道です。
帰省中に、ここまでやっておくと後がラク
3泊のうちにゴールまで終わらせる必要はありません。「持ち帰る少数」と「実家から送る大量」に仕分けるところまでやれば十分です。
- 本・DVD・値のつきにくいソフトは箱詰めして、実家から宅配買取へ。集荷に出せば、帰り道の荷物が増えません。
- 需要の読める数点だけ、自宅に持ち帰ってフリマ用に。落ち着いてから撮影・出品します。
- 家電は、送料と査定額を見比べてから決める。急がず、帰宅後の判断でも構いません。
この仕分けだけで、「全部フリマに出そうとして結局1点も売れないまま夏が終わる」という、いちばんもったいない結末を避けられます。
参考情報
- メルカリ 手数料・売上金について(公式ヘルプ): https://help.jp.mercari.com/guide/articles/44/
- 消費者庁 「不用品の売買・フリマサービス」利用時の注意: https://www.caa.go.jp/
- ブックオフ 公式宅配買取サービス: https://www.bookoff.co.jp/
数字や手数料の条件は変更されることがあります。最新の情報は各公式サイトで必ずご確認ください。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。